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Tuesday, December 11, 2012

パーカの試着です。

一度洗いを掛けてみましたが、生地や綿糸の縮みで立体感が出て良い感じです!
このサンプルに使用したコットン/ナイロン・グログランはタテに大きく縮む生地で、
綿糸の縮みと相まって各縫い目にパッカリング(ミシン目に出来る縫い縮みや引き攣れ)が顕著に現れます。
当時のオリジナルも同様にタテに大きく縮んでいましたので、だいぶ近い雰囲気になったかと、。


では、試着画像です。

FRONT
SIDE
BACK

腕を広げるとこんな感じです。
十分なゆとりがありますし、袖下に運動量が入った設計ですので、上下左右後ろにもストレスなく腕を動かせます。

ポケットもデカイので、出し入れが楽です。
グローブをしていても余裕です。

袖口は三段階の広さに調節出来ます。
一個閉めた状態だと着脱し易い丁度良い広さです。
最大に閉めると丁度手首に収まります。

フード装着。
アノラックやマウンテン・パーカで良く見られる、胸から続いた立体的なフードです。
顔以外はスッポリ覆われるため防寒性・防風性に優れています。
更にスピンドル(紐)を絞れば防寒は完璧ですが、
街中では怪しすぎます。
普段フードを下ろしているときの衿元のシルエットが綺麗です。

私(身長156cm)のサイズに合わせて作製しましたが、
もともと大き目ですので身長170cmの男性にも試着して貰いました。
身長の分縦長に見え、格好良いです。
袖丈が合えば180cmの人でも十分行けそうです。

身長や体型を気にせずに、ざっくりとラフに着れるパーカだと思います。


今の季節に本来の用途であるオーバー・パーカとしては勿論、
春や秋の軽装に上から軽く羽織ったり、ツーリングやサイクリング等々、
幅広い用途に使えるアイテムです。


Thursday, December 6, 2012

ラブラドール・パーカ

サンプル完成です!
思った通り、良い雰囲気に出来上がりました。
形も生地の風合いも良い感じです!!
 FRONT
BACK

 ファスナー裏には風雨除けのインナー・フラップが付きます。
 ファスナーは軍物でよく使用されていたグリッパー・タイプ。黒のツヤ消しです。
フード調節のスピンドル(紐)はコットン100%のろう引き紐で、生地より濃い目のブラウンにしました。

 フードと同様、裾も黒塗りのハトメ+スピンドルが付きます。

フロント中央にはフラップ付きの大きなパッチ・ポケットが付きます。
オリジナル同様、生地を効率良く使用するためのセンター切り替えを入れました。
フラップは通常の釦からドット釦に変更。勿論、これもツヤ消しの黒。
開けるのも閉めるのもとても楽です。

袖口もゴムからドット釦にしました。
閉めない場合も含め3段階に調節出来るので、中に着るアイテムに合わせて幅広く対応出来ます。
生地の縮率を見るために一度洗いを掛けますが、
綿糸での縫製ですので、洗い後の風合いがとても楽しみです。


取り敢えず後だけですが、試着画像です。

後日、洗濯後にその他の試着画像アップ致します。

Tuesday, November 27, 2012

巻き縫い。

パーカ縫製中ですが、縫い代の始末について。

オリジナルのパーカは、ワーク・ウェアやシャツなどでよく使用される、
2本針の環縫いミシン(チェーン・ステッチ)で巻き縫いされています。

巻き縫いは、下の写真のように縫い代を互い違いに噛みあわせながら縫製していく始末です。
生地端が完全に隠れるので表も裏も綺麗に仕上がり、とても丈夫です。

更にチェーン・ステッチは通常の本縫いミシンに比べて解れにくく、
摩擦などで途中糸が切れても一気に解れたりする事が少なくて済みます。

ミシンに巻き縫い用のラッパ(生地を噛み合わせるための金具)を取り付けて縫えば、
生地端の処理と縫製が1工程で出来る作業効率の良い始末の仕方でもあります。

ただ、2本針環縫いミシンはとても高価で、しかも巻き縫いの縫製には技術も必要ですので、
これを持っている工場さんは限られてしまいます。

今回のサンプルは工場さんには出さず事務所で作るので普通の本縫いミシンを使用します。
2本針環縫いミシンよりも手間は掛かりますが、巻き縫いで作製中です。

試し縫いです。
 先にそれぞれアイロンで折っておきます。
 直線どうしを合わせる場合は不要ですが、曲線の場合は噛み合わせがずれないように
2つを仮止めします。
仮止めしたら縫い代を噛み合わせて、1本目のステッチを入れます。
続けて、2本目のステッチ。
仮止めのミシンを抜いて、
ようやく1つの縫い目が出来あがります。

1つの縫い目におおよそ6工程掛かり大変ではありますが、サンプルはこれで進行中です。



当時のヴィンテージ同様の雰囲気を得るためには形やデザインはもちろん
こんなちょっとした縫製仕様も重要な事だと思います。