Friday, February 8, 2013

トラウザーズの生地と資材です。

今回サンプルに使用する生地は、チャコール・グレーの中肉厚のオックスにしました。
グレー色がスーツのイメージですが、よりスポーティでカジュアルに着たいと考え、色はスーツ定番のチャコール・グレーのままに、素材をウールでは無くコットンにしました。
織りは通常のオックスですが、タテ糸に黒、ヨコ糸にライトグレーの杢糸を使用したシャンブレーになります。

腰裏やポケット袋にはオリジナル同様に綿スレーキを使用します。
オリジナルは生成り色ですが、
汗染みや汚れが余り目立たないように、少し濃いめのベージュ色のものを使用致します。

ウエスト裏にはマーベルトと言われる腰裏が付きます。
出来合いのものも有りますが、今回は綿スレーキと厚手の芯で作製します。
マーベルトを作製する分、作業工程が多くなってしまいますが、
バイアス(斜め)に使用した生地がウエストによく馴染みますのでとても履き心地良く、
見た目も美しい仕様となります。

オリジナルに付く釦は木製のものが付いており、雰囲気は良いのですが、
実際の使用にあたって割れたり欠けたりする事が心配になります。
耐久性や耐洗濯性を考え、今回は似寄りの形状の樹脂製釦に致しました。

仮縫い後の修正を終え、細かい型紙も完成致しましたので、
これから裁断、サンプル作製に入ります。

Tuesday, February 5, 2013

家の掃除をしていたら、。

いらない本などを詰めていた箱から、すっかりと忘れていた資料が出てきました。
1900年初頭頃と思われる英国の実用書です。
ジャケットやトラウザーから軍服、ワーク・ウェアまで、たくさんの製図が載っている、今でいう教科書のような存在です。
海外の、しかも古い時代のこの手の本はなかなか見れないので貴重です。
当時の作図の仕方や形、バランスなどとても参考になります。
ジャケットやトラウザーだけでも多くのバリエーションが紹介されており、見ているだけでも楽しくなります。
当時の人とは体型も違いますし、西欧人と日本人の違いも有りますのでいろいろと修正は必要でしょうが、
この製図でパターンを作っても面白そうです。

Saturday, February 2, 2013

トラウザーに合わせて。

先日仮縫いした1910’sタイプのトラウザーにジャケットを合わせるとなると、
こんな感じがイメージです。

以前に作った60年代の形とディテールが満載のジャケットと10'sタイプのトラウザーは良く合いますが、それはあくまで60'sアイビーのイメージになります。
60年代のジャケットはあくまでスポーティなテーラード・ジャケットです。
完全にスポーツ・ウェアの一つであった1900年代初頭のブレザーやスクール・ジャケットとデザインと似てはいるものの、形は大きく異なります。

特に袖。
トラウザーに合わせて試着した英国軍のジャケットの様に、
肘下がカーブして競り出し、通常のテーラードジャケットよりも前傾を取る袖は運動や作業に適しており、これぞスポーツ・ジャケットといえます。
この独特の袖が当時の雰囲気でも有ります。
10’sのトラウザーにはやはりこの形のジャケットを合わせたいところです。
生産はまだ先ですが楽しみなジャケットの一つです。

Wednesday, January 30, 2013

トラウザーズ仮縫いです。

1910'sタイプのトラウザーズ。
パターンが出来ましたので形の確認のため、仮縫いです。
 形を見るだけなので、履ける必要最低限の縫製で仮縫いです。
いくつか修正していますが、オリジナルと比べて見た目の違いは殆どありません。
早速、履いてみます。
私物資料を履いた時に尻下部分に出ていた過剰なゆとり(シワ)は、修正して程良いゆとりに
履いていて見栄えも良く、バッチリです。
10'sのカタログです。かなり近い雰囲気。

トラウザーだけではちょっと地味なので、
上に、企画中の英国軍の4つ釦のジャケットを羽織ってみます。
時代はまだまだイギリスの影響が色濃く残る1900年代初頭のアメリカです。
そんな時代のトラウザーですので、60年代のアイビー・ジャケットの基でもあるイギリスのスクール・ジャケットやサック・ジャケットとは相性良く、同じ源流のこのジャケットともよく合います。
サンプルが出来たらまたアップ致します。

Friday, January 25, 2013

アジャスタブル・ベルト

先日入荷のオリジナル・アジャスタブル・ベルト。
アウトドア・バッグ・シリーズと同素材ですので、アウトドア・スタイルには勿論ですが、
リボン・ベルトと形は一緒ですのでアイビー・スタイルにも相性良く、ばっちりハマります。

いろいろとアイビーっぽい感じで組み合わせてみました。

まずは、ライト・ブラウン。
明るい色の組み合わせが爽やかで大人っぽい雰囲気。
とてもシンプルですが、ベルトが良いポイントになります。
軍パンのグリーンにもよく合います。

次にダーク・ブラウン。落ち着きます。
ライト・ブラウンもそうですが、レザーとテープのグラデーションが絶妙です。
中間色やダーク・トーンの洋服によく馴染んでくれます。
バスクシャツに軍パンでラフに。

最後にブラック。引き締まります。
アイビーらしくはありませんが、オール黒もやはり格好良いです。
ブラックサテンからブルーデニムへ。
上からカーディガンを羽織って。
ベルトがチラ見えなこの感じが私は好きです。

前回のリボン・ベルトはポイントのラインがアイビーらしく、軽快でスポーティな印象ですが、
今回のアジャスタブル・ベルトはラインが入らないだけで、大分雰囲気が変わります。
無地で地味にも見えますが、だからこそより大人っぽく渋く決まります。
コーディネートに取り入れ易い使い勝手の良いベルトです!

仕様や価格等、詳細はこちらをご覧下さい。

これから販売予定のビル・フォード・ウォレットと色合わせで使うのもお洒落です。

Tuesday, January 22, 2013

インしないシャツ。

ラフな着こなしや、アウター使いする場合なんかは外に出して着るのも有りですが、
シャツはもともと下着ですので、タック・インする事を前提に作られています。

そんな中、最近気になるのが1950年代から1960年代に良く見られるコレ。
短い着丈(ウエスト丈)のインしない前提で作られたシャツ。
シャツだけどインしない、ちょっと変わったシャツです。
上半分を見るとシャツですが、裾が太めの三つ折りで
後ろ脇の釦で絞れる仕様になっているのでジャケットにも見えます。
この形のシャツのラベルにはだいたい”Shirt-Jac”の名前が入り、
その名の通り、シャツとジャケットの合いの子的な意味合いだと思います。

インしないラフさと、Y体のシルエットが男らしく、格好良いです。

トラッドやアイビーは勿論大好きですが、
こんな感じのちょっと不良な雰囲気も最近気になります。