Tuesday, November 20, 2012

やはり自分サイズが欲しいので。

前回紹介したラブラドール・パーカ。
オリジナルの表示サイズは”M”とあり自分には大きめです。
裄丈から換算すると私のサイズはXS相当になりますが、当時はS~LまでしかなくXSは存在しません。
それならば作るしかなかろうと、まずはパターンを作成してみました。

もともと重装備の上から羽織るオーバー・パーカですので、MからXSにサイズ展開しましたが、普通の洋服から比べるとやはり身幅は大き目です。
前後のパターンを並べると140cm以上あるテーブルからはみ出す位ですが、
そのデカさ特有のゆったりとした丸みのある独特のシルエットが私は好きです。
モッズ・パーカーと言われるM‐51やM‐65等のフィールド・パーカを着たときのシルエットに近い雰囲気です。


サンプルに使用する生地はアウトドア・ウェアよく使用されるコットン60%ナイロン40%の
所謂ロク・ヨンと言われるグログラン・クロスです。色はカーキにしました。
高密度の細いタテ糸(ナイロン)にヨコ糸(コットン)が覆われるようにして織られた、
耐久性と撥水性に優れた当時のハイテク素材です。


オリジナルは衿や裾のドローコードを通す穴が釦ホールですが、
使用による摩擦で擦り切れてほつれないように金属性のハトメへ変更。
 カーキの生地に黒塗りのハトメが付きます。


袖口もゴム(オリジナルは伸びきってしまっています)から、
 ドット釦で2段階の調節可能な仕様に変更。

これの方が便利ですし、ゴムの劣化の心配もありません。

写真は50~60年代のアウトドア・メーカーのアノラックの袖口で、こんなイメージですね。

勿論、フロントに付くファスナーも黒塗りの予定です。

ベージュやカーキに黒の配色が好きという理由もありますが、
本来は軍用やハンティングにおいて金属が光に反射して敵や獲物に気付かれない為の黒です。


サンプルが出来たらまたアップ致します。


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