Saturday, February 25, 2012

Game Bag ~2~

先週試作したこのショルダーバッグですが、試しに1週間程使ってみました。
使用しての不具合や試作してみての修正を確かめ、
それをもとにパターンを修正して、簡単にですが仮縫いをしてみました。

下が仮縫いです。
まず、大きく変わるのが形です。
試作した四角い形も好きですが、ショルダーバッグと言うよりカバンに見えてしまいます。

そこで、立体感を出すために脇・底のマチの構造を変更しました。
独立した脇マチから、脇と底が続きのマチにして角に丸みを付けます。

前面のフロントやマチに膨らみを持たせるためパイピングは後ろ側だけに入ります。
マチの巾も広げてボリュームを出しました。
更に脇のマチには片方にポケット、もう片方にはカギ等を掛けるフックを付ける予定です。
実際使用してみて、すぐに出し入れ出来るポケットは多い方がとても便利です。
ゴチャゴチャしない程度にですが、。

バッグの形状維持と摩擦を考え、底の部分は脇の途中で切り替えて皮革を使用します。

フラップの付け根は皮革との干渉を避けるためにえぐります。
フラップの収まりを良くするためと、皮革との摩擦によるダメージを防ぐためです。
しかし、これでも足りなかったのでもう少し修正が必要です。

中の構造は変わらずですが、フロントに付いていた2つの片マチポケットをやめ、
メイン収納+マチ無しポケット一つに変更予定です。
逆に、背面のファスナーポケットはちょっと大き過ぎたので、
こちらをセパレート式のポケットにしようと考えています。

試作と仮縫いを並べてみました。
フラップやタテヨコの大きさはほとんど同じですが、
並べてみるとだいぶ印象が変わります。

次は本番製作ですが、
もっとイイ物が出来るようにまだまだ思考錯誤は続きます。

Sunday, February 19, 2012

Original Sweat Parka の追加生産です。

以前生産しましたOriginal Sweat Parkaですが、
在庫が残り少なくなったため、再生産することになりました。
生地在庫の関係上、少量の生産になる場合もございます。

生地はミディアムウェイトの裏毛ですので、柔らかくて軽くとても着易い素材です。
これからの季節、春先から初夏にかけてインナーとしてもアウターとしても重宝するアイテムです。

Size:M (Free Size)
着丈=63.5cm
身巾=52.6cm
肩巾=50cm
袖丈=56cm

*乾燥の仕方(干し方)によって度合いは違いますが、
洗濯+自然乾燥(平干し)により、着丈・袖丈が3~4cm程縮みます。

Col.Black/Oatmeal

Mat.100%Cotton
Price:¥10,920-(税込)


Col.Black


Col.Oatmeal





試着画像等詳細はこちらご覧下さい。


Game Bag

ショルダー・バッグを試作してみました。

タイトルのGame Bag(ゲーム・バッグ)は、
ハンティングの際に獲物入れとして使用するショルダーバッグの事を言います。

現在も様々なメーカーが生産していますが、欲しい!!と思える物にはなかなか出合えません。
ビンテージも格好良いですがボロボロで汚れていたりして、
バッグとして実際に使用するのが難しい物が多いです。

そこで、老舗メーカーの機能性(生地等)には敵わないかもしれませんが、
タウンユース出来る自分の理想のバッグを作ってみようと、。

よりカッコ良く、より使い易くと思考錯誤しながらの製作です。
まだ試作の段階ですが、
ひとまずこんな感じです。

全体の画像です。
サイズは縦30cm×横45cm×マチ10cm位です。
素材は防水を考えコットンのパラフィンダック。
ベルトなどは皮革を使用しています。

フラップを開けると大容量のメインポケット+フロントに2つに分かれた片マチ付きのポケット。
本来ゲームバッグにはフロントに獲物を入れる為の網が付きますが、
使わないので網の代わりにポケットを追加です。

フロントのマチ付きポケットは4つ割れホックで開閉です。

フラップのベルトは長めにして、荷物の容量が大きくても対応出来ます。

フラップ端には、閉じた時に雨など水の浸入を防ぐマチが付きます。
ショルダーを吊る部分は二股に分かれ、荷物に応じて開いたり閉じたりします。

 背面には、ボールチェーンのファスナー開きのポケットが付きます。
すぐ取り出せる物を入れるのに便利な収納です。

ショルダーは脇のベルトで長さの調節が可能です。
WARP AND WOOFのWaist & Shoulder 2Way Bagと同様に、
ショルダーベルト自体も調節出来るように考え中です。

試着画像するとこんな感じです。

途中でいろいろと直したり変更したりディテールを加えたりしたので、
最終的にパッと見は良い感じに出来上がりましたが、。

素材、全体のシルエット、サイズ、デティールなどなど、
修正・変更しなければならない点が数多く有ります。

あれやこれやと考えながら作業をしているといつの間にか机がこんな事に、。

今日から実際に使ってみて他にも不備な点が有るかどうかを検証します。
より良い物になる様に思考錯誤の繰り返しです。



Saturday, February 11, 2012

Handkerchief

先日作ったネクタイに合わせて、ポケットチーフも作ってみました。
と言っても四角に裁断して4辺を縫っただけですが、。

 サイズは40cm×40cmの正方形。平均的な大きさです。
小さすぎるとポケットの底に落ち易いので40cm前後が丁度良いです。

ネクタイと同じ生地なのでポケットチーフとしては少し厚みがありすぎてしまいましたが、
ネクタイと並べてみるとなかなか良い雰囲気です。

これをいろいろな形に折り畳んで胸ポケットに差し込むのですが、
代表的なものをいくつかご紹介致します。

まずは、"スリー・ピーク・フォールド"(Three peak fold)
その名の通り3つの頂点を作る折り畳み方です。
礼装用に最初からこの形状に作られた物も有るくらい代表的な物です。

次に"パフド・スタイル"(Puffed style)
アイビー・フォールドとも言われます。
これは折りたたまずにチーフの中央をつまんでポケットに差し込みます。
自然なふくらみとドレープが柔らかなイメージでドレスにもカジュアルにも使えます。

"クラッシュド・スタイル"(Crashed style)
パフド・スタイルを逆向きに差し込んだスタイルでとても華やかです。

 "トライアンギュラー・フォールド"(Triangular fold)
シンプルですが見栄えが良いのでビジネスからフォーマルまで幅広く活用出来ます。

 "ティー・ビー・フォールド"(TV fold) 
アメリカのテレビキャスターが好んで折ったことから付いた名前と言われています。
一番簡単で控え目ですのでビジネスシーンに最適です。


ポケットチーフ一つをとっても様々なバリエーションがあってとても面白いです。
白のボタンダウンにネクタイで合わせてみました。
勿論、チーフはアイビー・フォールドで。
なかなか様になります。 

正式な礼装をする場合では白無地のシルクか麻のチーフが必需品ですが、
ちょっとしたパーティやビジネスシーンにおいてもスーツやネクタイに合わせた柄のチーフを
アクセサリーの一つとして取り入れたいところです。

Saturday, February 4, 2012

Original Pioneer Tailoring Belt

WARP AND WOOFのブログでご紹介のOriginal Pioneer Tailoring Beltですが、
現在販売中のGrain Leather Beltが在庫僅かとなりましたので、
素材とバックルを変更しアレンジを加えて新たに生産する事となりました!

勿論、TALLBOYの洋服とも相性抜群ですので、
ここで少し試着画像をご紹介したいと思います。

販売が3月下旬~4月中旬の予定ですので全体に春めいたコーディネイトにしてみました。

まずはLight Brown Kipskin 。
白の B.D Shirts と黒の IVY Strap Pants のモノトーンな配色にブラウンが良く映えます。
勿論、足元もベルトに合わせてブラウンで。
こんなシンプルな感じがとても格好良いです。

次はBlack Kipskin 。
ベタシャンのB.DにカーキのIVY Strap Pantsで爽やかな感じに。
ぼやけがちな淡色の上下ですが、黒のベルトが目り張りを付け引き締めてくれます。
さらに黒のダッフルコートで全体を統一です。

季節は飛びますが、B.D Polo に Bermuda Shorts を合わせます。
完全に夏なスタイリングですが、。
ポロシャツのタックインが大人のお洒落ですね。
そんな時にアクセントになるベルトの存在は重要だと思います。
 

さすがに寒いので上からZip Front Utility Parkaを。
パーカーやカーディガンを羽織った時などにもチラリ。
カジュアルにもドレスにも様々なスタイルに活用できるベルトです!

詳細はこちらから