Saturday, April 14, 2012

Indian Moccasin

前回は60'sの私物をそのままの型で仮縫いをしたため、
野暮ったく子供っぽいものになってしまいました。

そこから修正して再仮縫いです。

形の参考には30's~40'sのモンゴメリーワードのカタログに掲載されているキャンプ・モカシン。

今回は余っている革を使い、厚手の革でソールも付けます。

前回同様に土踏まずのくびれを接ぎ合わせたら、踵の前にソールを付けてしまいます。
先に踵を縫ってしまうと、私が普段使用しているミシンではソールを付けるのがとても大変です。

履き口には紐通しのトリミングをします。
 踵は丸みを出してよりフィットする形状に修正しました。

これでソールとアッパーが出来上がりました。

最後にアッパーを寄せながら甲部分を革紐で編み上げ、履き口に紐を通して完成です。

履き口を深い位置に設定することでホールド感が増します。
見た目も細長く、ぐっと大人っぽく洗練された印象になりました。

ちまたに溢れるトゥだけを過剰に伸ばした不自然なロングノーズでは無く、
デザインと設計のバランスによって自然に作り出される形が格好良いと私は思います。



 前回の仮縫いと比べると歴然とした差です。
(前回の物はトゥが反り返っているので短く見えますがほとんど同じサイズです。)

早速、試着してみます。

カジュアルですが、ドレッシーでもあるので広範囲に渡って使えそうなアイテムです。
履き心地も良く、足にきれいにフィットしてくれます。


なかなか良い感じに出来あがりましたが、
トゥの高さが足りなく指の形が出てしまいました。
他にも甲部分の形状など納得がいかずまだまだです。

きちんとしたものが完成したらまたアップ致します。

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